「種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない…」「とりあえずSPF50+を選んでおけば安心?」「PAの『+』の数って何が違うの?」と、毎年同じ悩みを抱えていませんか?
実は、日焼け止めは「数値が高いものを選べば万能」というわけではありません。
ご自身のライフスタイルや肌質に合わせて賢く選ぶことが、肌への負担を減らし、効果的に紫外線を防ぐための最も重要なポイントなのです。
間違った選び方や使い方を続けていると、十分な効果が得られないばかりか、肌トラブルの原因になってしまうこともあります。
この記事を読めば、日焼け止め選びの基本であるSPFとPAの違いが明確になり、明日から自分にぴったりの1本を自信を持って選べるようになります。
本記事では、紫外線が肌に与える影響といった基礎知識から、SPF・PAの正しい理解、シーン別・肌質別の選び方、そして日焼け止めの効果を120%引き出す正しい使い方まで、専門的な情報をもとに徹底的に解説します。
この記事でわかること
そもそも紫外線とは?肌老化の8割は「光老化」が原因

日焼け止めを正しく選ぶためには、まず敵である「紫外線」について知ることが不可欠です。
実は、肌の老化の約8割は、加齢による自然な老化ではなく、紫外線によって引き起こされる「光老化」が原因だと言われています。
肌に影響を与える紫外線には、主に「紫外線A波(UV-A)」と「紫外線B波(UV-B)」の2種類があります。
紫外線A波(UV-A):シミやシワの原因となる「生活紫外線」
UV-Aは、波長が長く、肌の奥深くにある「真皮」にまで到達する手ごわい紫外線です。
雲や窓ガラスも透過してしまうため、曇りの日や室内にいても油断はできません。
この性質から「生活紫外線」とも呼ばれています。
真皮には、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンが存在しますが、UV-Aを長時間浴び続けると、これらを破壊・変性させてしまいます。
その結果、肌は弾力を失い、深いシワやたるみといった、深刻な老化サインとして現れてしまうのです。
地表に届く紫外線の約9割を占めており、一年を通して意識的な対策が求められます。
紫外線B波(UV-B):肌を赤くする「レジャー紫外線」
UV-Bは、波長が短く、主に肌の表面(表皮)に強いエネルギーでダメージを与えます。
海水浴などで肌がヒリヒリと赤くなる日焼け(サンバーン)は、このUV-Bが主な原因です。
UV-Bはメラノサイトを活性化させ、シミやそばかすの原因となるメラニンを過剰に生成させます。
また、エネルギーが非常に強いため、細胞のDNAを傷つけ、皮膚がんのリスクを高める可能性も指摘されています。
屋外での活動中に多く浴びることから「レジャー紫外線」とも呼ばれますが、日差しの強い日中の外出では常に注意が必要です。
SPFとPAの本当の意味は?数値と+の謎を解明

日焼け止めのパッケージに必ず表示されている「SPF」と「PA」。
この2つの指標が、先ほど解説した2種類の紫外線のどちらを防ぐためのものなのかを理解することが、自分にぴったりの製品を選ぶ最大の鍵となります。
- ✓ SPF (Sun Protection Factor):紫外線B波(UV-B)を防ぐ指標
- ✓ PA (Protection Grade of UV-A):紫外線A波(UV-A)を防ぐ指標
SPFはUV-B、PAはUV-Aと、それぞれ防御する紫外線が異なります。
つまり、シミやそばかすだけでなく、シワやたるみといった肌老化まで防ぐためには、SPFとPAの両方をチェックする必要があるのです。
SPFとは?数値の本当の意味
SPFは、肌を赤く炎症させる紫外線B波(UV-B)を防ぐ効果の高さを示す数値です。
よく「効果の持続時間」と誤解されがちですが、正しくは「紫外線の防御効果の高さ」を示します。
具体的には、何も塗っていない素肌と比べて、日焼けで赤くなる(サンバーン)までの時間を何倍に引き延ばせるかを表しています。
例えば、紫外線を浴びて20分で肌が赤くなる人がSPF30の日焼け止めを塗った場合、「20分 × 30 = 600分(10時間)」までサンバーンを防ぐ効果が期待できる、という計算になります。
数値が大きいほど、UV-Bを防ぐ効果が高くなります。日本では上限が50と定められており、それ以上の効果があるものは「SPF50+」と表示されます。
PAとは?「+」の数が示す効果
PAは、肌の奥深くに届き、シワやたるみを引き起こす紫外線A波(UV-A)を防ぐ効果のレベルを示す指標です。
「+」の数でその効果の高さが示され、以下の4段階に分類されています。
- ・PA+:UV-A防御効果がある
- ・PA++:UV-A防御効果がかなりある
- ・PA+++:UV-A防御効果が非常にある
- ・PA++++:UV-A防御効果が極めて高い
+の数が多いほどUV-Aを防ぐ効果が高くなります。
シワやたるみを予防するためには、このPAの表示をしっかりと確認することが大切です。
【シーン別】あなたに最適な日焼け止めの選び方

「とにかくSPFとPAが高いものを選んでおけば安心」と思いがちですが、それは必ずしも正解ではありません。
効果が高い日焼け止めは、紫外線防御成分が多く配合されているため、人によっては肌への負担が大きくなる可能性があります。
環境省も、生活シーンに合わせた日焼け止めの使い分けを推奨しています。
ここでは、具体的なシーンごとにおすすめのSPF・PA値の目安をご紹介します。
肌質で選ぶことも大切!
シーンだけでなく、ご自身の肌質に合わせて選ぶことも重要です。
肌がデリケートな方は、「紫外線吸収剤フリー」や「ノンケミカル」と表示されたものがおすすめです。
これは、紫外線を反射させて肌への侵入を防ぐ「紫外線散乱剤」のみを使用した処方で、肌への刺激が少ないとされています。
また、汗や水に強い「ウォータープルーフ」タイプは、夏場やスポーツシーンで活躍しますが、落とす際にはクレンジングが必要な場合が多いので注意しましょう。
外部リンク
効果を最大化する!日焼け止めの正しい使い方・塗り直し術

せっかく自分に合った日焼け止めを選んでも、使い方が間違っていては十分な効果を発揮できません。
SPFやPAの数値は、製品に定められた「十分な量」を塗った場合に得られる効果です。
多くの方が、推奨されている量の半分以下しか塗れていないと言われています。
以下の3つのポイントをしっかり押さえて、紫外線を徹底ブロックしましょう。
- 十分な量をムラなく塗る
顔に塗る場合の適量は、クリームタイプならパール粒1〜2個分、液体タイプなら1円硬貨大が目安です。
これを額、鼻、両頬、あごの5点に置き、顔の中心から外側に向かって丁寧に伸ばします。
腕や脚には、容器から直接肌に線を描くように出し、手のひら全体でらせんを描くように大きく、均一に伸ばすとムラなく塗れます。 - こまめに塗り直す
日焼け止めは汗や水、皮脂、そしてタオルや衣服との摩擦で簡単に落ちてしまいます。
SPF値が高い製品でも、塗り直しは必須です。
効果を持続させるためには、少なくとも2〜3時間おきに塗り直すことを習慣にしましょう。
特に汗をかいた後や、プールや海から上がった後は、タオルで水気を拭き取ってからすぐに塗り直すことが非常に重要です。 - 忘れやすい部分も念入りに
顔や腕だけでなく、紫外線はあらゆる場所に降り注いでいます。
特に塗り忘れが多いのが、首の後ろ、デコルテ、耳、耳の後ろ、あごのライン、髪の生え際、そして足の甲です。これらの部分も意識して、念入りに塗るようにしましょう。
日々の少しの心がけで、紫外線対策の効果は大きく変わります。
ぜひ今日から実践してみてください。
外部リンク
「ともしび」で嬉しい変化を実感されたお客様の声
初めての酵素風呂でしたが、説明もすごく丁寧で無理な勧誘もなく大変満足しました!
次回も楽しみにします。ありがとうございました!
もえちびさん(女性/20代後半/会社員)
体調がすぐれないことがきっかけで通わせていただくことになり、今では心がホッと落ち着ける私の大好きな場所です。
スタッフの皆様も素敵な方ばかりで、いつも体調などを気にかけてくださり、帰る頃には心も元気になっています。
最近よもぎ蒸しも始められて体験させていただき、凄く身体の芯から温まりました!
いつも丁寧に対応してくださりありがとうございます。
さきちゃんさん(女性/20代後半/会社員)
前回、酵素風呂に初めて入り、その翌日のデトックスが凄くて
これは!続けてみよう!と思い翌週にまた予約。
今回は、前回ほどのデトックス感は感じられてはないですが
酵素風呂にハマってるのは確かです(笑)
ユキコさん(女性/50代/主婦)
日焼け止め選びに関するよくあるご質問(FAQ)
Q1. SPFとPAって、結局何が違うんですか?
A1. SPFは肌を赤くする紫外線B波(UV-B)を防ぐ効果の高さを、PAはシワやたるみの原因になる紫外線A波(UV-A)を防ぐ効果の高さを表します。
シミやそばかすだけでなく、将来の肌老化を防ぐためには、SPFとPAの両方をチェックすることが大切です。
Q2. とにかくSPF50+を選んでおけば安心ですか?
A2. 必ずしもそうとは言えません。
効果が高い分、肌への負担になる可能性もあります。
散歩や買い物などの日常生活ではSPF10〜20、屋外での軽いスポーツではSPF20〜30、炎天下での活動ではSPF30以上など、生活シーンに合わせて使い分けるのがおすすめです。
Q3. 曇りの日や、室内でも日焼け止めは塗ったほうがいいですか?
A3. はい。
シワやたるみの原因となる紫外線A波(UV-A)は、雲や窓ガラスを透過して肌の奥深くまで届きます。
そのため、曇りの日や室内にいる時でも日焼け止めを塗って対策をすることをおすすめします。
Q4. 日焼け止めはいつ塗り直すべきですか?
A4. SPFの数値に関わらず、2〜3時間おきに塗り直すのが理想です。
汗をかいたり、タオルで肌を拭いたりした後は、日焼け止めが落ちてしまっているので、その都度こまめに塗り直しましょう。
Q5. 敏感肌でも使える日焼け止めはありますか?
A5. はい。
「ノンケミカル」や「紫外線吸収剤フリー」と表示されているものを選びましょう。
これらは肌への刺激が少ないとされる「紫外線散乱剤」のみを使用しているため、肌がデリケートな方におすすめです。
まとめ:正しい知識で、賢く紫外線対策を!

今回は、日焼け止め選びの基本となる紫外線の知識から、の違い、シーン別の選び方、そして効果を最大限に引き出す正しい使い方まで詳しく解説しました。
紫外線対策は、単に日焼けを防ぐだけでなく、将来のシワやたるみを予防し、健やかで美しい肌を守るための大切なスキンケアです。
この記事でご紹介したポイントを、もう一度おさらいしましょう。
- ✓ SPFはUV-B(肌を赤くする)、PAはUV-A(シワ・たるみの原因)を防ぐ。
- ✓ 「数値が高い=良い」ではなく、生活シーンに合わせて使い分けるのが賢い選択。
- ✓ 十分な量をムラなく塗り、2〜3時間おきにこまめに塗り直すことが最も重要。
- ✓ 敏感肌の方は「ノンケミカル」や「紫外線吸収剤フリー」の表示をチェック。
あなた自身のライフスタイルや肌質に合った日焼け止めを正しく使うことで、紫外線ダメージを最小限に抑え、未来の美肌を守ることができます。
紫外線ダメージには、体の内側からのケアも大切です
日焼け止めで肌を守る外側からのケアはもちろん重要ですが、うっかり浴びてしまった紫外線ダメージを回復させるには、体の内側から巡りを良くし、肌のターンオーバーを整えるインナーケアが効果的です。「米ぬか酵素風呂 ともしび」で、体の芯から温まり、健やかな肌作りを始めませんか?
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
