健康的な生活を送るためには「腸活(腸内環境を整えること)」が大切です。
腸内環境が良好だと、消化吸収がスムーズになり、免疫力の向上や肌の調子が整うなどのメリットがあります。
しかし、現代の食生活では食物繊維が不足しがちで、腸内環境の乱れが懸念されています。
特に、忙しさや食の欧米化、ファストフードや加工食品の利用が増えたことで、意識しないと十分な食物繊維を摂取するのが難しくなっています。
そこで今回は、野菜が苦手な人でもおいしく食物繊維を摂れる方法として「果物」に注目してみました。
季節ごとに旬の果物を活用し、より手軽においしく腸活をやってみましょう。
腸活には食物繊維が重要
腸内環境を整える食べ物といえば、「発酵食品」や「食物繊維」が代表的です。
食物繊維には、腸内の善玉菌を増やしてバランスを整える働きや、腸内を掃除してスムーズな排便をサポートする働きがあります。
一般的に「食物繊維=野菜」というイメージがありますが、実は果物にも豊富に含まれています。
野菜が苦手な人でも、果物ならおいしく食物繊維を摂ることができます。
腸活に果物を取り入れるメリット
果物と野菜では、食物繊維の種類や味わいに違いがあります。
果物には、水溶性食物繊維が多く含まれており、腸内で善玉菌のエサになりやすい特徴があります。
▼参考サイト:食物繊維について
食物繊維の働きと1日の摂取量(外部リンク)
◎果物の良いところ
果物を取り入れる主なメリットは以下の通りです。
■水溶性食物繊維が豊富
果物に多く含まれるペクチンやオリゴ糖は、善玉菌のエサとなるため、腸内フローラを整えるのに役立ちます。
■手軽に食べられる
皮ごと食べられる果物も多く、調理の手間がかからないため、忙しい人でも続けやすい。
■ヨーグルトとの相性が良い
発酵食品と一緒に摂ることで、乳酸菌と食物繊維の相乗効果が期待できる。
■おいしさが魅力
甘みや香りがあり、スムージーやデザートにもアレンジしやすい。
旬な果物が良い理由
腸活の観点からも、”旬の果物”を取り入れるのがオススメです。
旬の果物は、その季節に最も栄養価が高く、おいしさも際立ちます。
また、消化吸収の面でも体に優しく、季節感を楽しみながら腸活を行えるのも魅力の一つです。
例えば、夏には水分が多く含まれるスイカが体を冷やし、冬にはビタミンCが豊富なみかんが免疫力を高めるなど、季節ごとの体調管理にも役立ちます。
季節ごとのオススメの果物
季節ごとにスーパーや市場で手に入りやすい果物を紹介します。
春の果物(3月~5月)
●いちご(12月~5月)
ビタミンCが豊富で、食物繊維のペクチンが善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えます。
そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトにトッピングするのもオススメです。
●甘夏(3月~6月)
ビタミンCが豊富で抗酸化作用が強く、整腸作用のある食物繊維(ペクチン)も含まれます。
爽やかな酸味が食欲を促進し、消化をサポートします。
●びわ(5月~6月)
β-カロテンが豊富で抗酸化作用があり、腸の粘膜を健康に保ちます。
水溶性食物繊維が腸内環境の改善に役立ちます。
●マンゴー(4月~8月)
β-カロテンが豊富で腸の粘膜を健康に保つのに役立ちます。
水溶性食物繊維が腸内の善玉菌を増やし、便秘の改善をサポート。
甘みが強く満足感があるため、デザート感覚で楽しみながら腸活ができます。
夏の果物(6月~8月)
●スイカ(6月~8月)
水分が多く、カリウムも含まれており、むくみ解消に役立ちます。
冷やしてそのまま食べるのが一般的ですが、スムージーにしても美味しいです。
●ブルーベリー(6月~9月)
食物繊維や抗酸化物質が豊富で、腸内環境の改善やアンチエイジング効果が期待できます。
ヨーグルトに混ぜたり、スムージーに加えるのがオススメです。
●桃(6月~8月)
水溶性食物繊維のペクチンが豊富で、腸内の善玉菌を増やし、便秘解消に役立ちます。
カリウムが豊富でむくみ対策にも良いです。
●ぶどう(8月〜10月)
ポリフェノール(特にアントシアニン)が豊富で、抗酸化作用があり腸内環境をサポートします。
皮ごと食べると食物繊維の摂取量が増えます。
▼関連リンク
毎日の食事で「腸活」を!!ポリフェノールで腸内環境を整えよう♪
秋の果物(9月~11月)
●りんご(9月~11月)
ペクチンが豊富で、腸内の善玉菌を増やします。
皮ごと食べることで、より多くの食物繊維を摂取できます。
そのまま食べるのはもちろん、サラダに加えるのも良いでしょう。
●柿(10月~12月)
ビタミンCや食物繊維が豊富で、便通の改善や免疫力の向上に役立ちます。
そのまま食べるほか、ヨーグルトにトッピングするのもオススメです。
●梨(8月~11月)
水分が多く、食物繊維(特にソルビトール)が腸の動きを活発にします。
消化を助け、便秘解消に役立ちます。
●栗(9月~12月)
不溶性食物繊維が多く、腸内の老廃物を排出するのを助けます。
ビタミンB群が豊富で、腸のエネルギー代謝をサポートします。
冬の果物(12月~2月)
●みかん(11月~2月)
ビタミンCが豊富で、免疫力を高めます。
薄皮には食物繊維が含まれるため、できるだけ一緒に食べると良いでしょう。
そのまま食べるのはもちろん、サラダに加えるのもオススメです。
●ゆず(11月~1月)
ビタミンCや食物繊維が豊富で、腸内環境の改善や免疫力の向上に役立ちます。
果汁をドレッシングに加えたり、皮を刻んで料理に添えると風味が増します。
●キンカン(12月~3月)
皮ごと食べられ、食物繊維が豊富です。
ビタミンCとヘスペリジン(ポリフェノール)が血流を改善し、冷え性対策にもなります。
通年の果物
また、年間を通じて手に入る「バナナ、キウイフルーツ、ドライプルーン」なども、季節を問わず腸活に取り入れられる果物としてオススメです。
●バナナ
食物繊維やオリゴ糖が豊富で、腸内の善玉菌を増やす効果があります。
エネルギー補給にも適しており、朝食や間食にもぴったりです。
▼参考リンク
バナナの効能とは?朝・昼・夜で効果は違う?食べる際の注意点も解説(外部リンク)
●キウイフルーツ
食物繊維(特に不溶性・水溶性のバランスが良い)が豊富で、腸内の善玉菌を増やし、スムーズな排便を促します。
ビタミンCやビタミンEも多く、抗酸化作用が期待できます。
朝食やおやつにそのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトやスムージーに加えるのもオススメです。
●ドライプルーン
食物繊維が豊富で、特に水溶性食物繊維が腸内の環境を整えるのに役立ちます。
ミネラル(カリウム・鉄分)も豊富で、貧血予防やむくみ対策にも良いです。
そのまま食べるほか、ヨーグルトに混ぜたり、刻んでシリアルやパンに加えるのもオススメです。
朝食やおやつに手軽に取り入れられるのも魅力です。
▼関連リンク
朝ごはんで手軽に腸活!!朝ごはんにオススメの食材やポイントについてもご紹介♪
注意点
果物を取り入れる際に、次のポイントを意識しましょう。
食物繊維の摂りすぎに注意
過剰に摂取すると、お腹の張りや便秘・下痢を引き起こすことがあります。適量を意識しましょう。
果糖(フルクトース)とカロリーの管理
果物はヘルシーですが、食べ過ぎると糖分の摂取量が増えるため注意が必要です。
目安として、「みかんなら2~3個」「りんごなら半分~1個」 など、1日1~2種類、片手にのるくらいの量を意識すると良いでしょう。
バランスよく摂取する
1日単位で完璧なバランスを取るのは難しいため、数日ごとに種類を変えるのがオススメです。
例えば、「今日はバナナ、明日はみかん、明後日はりんご」 のようにローテーションすると、栄養の偏りを防ぎやすくなります。
上手な保存方法
消費期限が気になる場合は、冷凍保存やアレンジを活用してみましょう。
- みかん → 冷凍するとシャーベット感覚で楽しめる
- りんご・バナナ → スムージーにして活用
- 食べきれない果物 → ジャムやコンポートにして保存
▼参考リンク
コンポート、ジャム、コンフィチュールって何が違うの?(外部リンク)
食べるタイミングに注意
朝食や間食として摂るのが理想的です。
一方で、夜遅くに食べると血糖値が急上昇し、肥満や睡眠の質の低下につながることがあるため、控えめにしましょう。
▼関連リンク
善玉菌を増やして血糖値を安定!糖尿病・動脈硬化を予防する腸活の方法とは?
まとめ
腸内環境を整えることは、健康維持に欠かせません。
食物繊維は腸内環境を改善する大切な要素ですが、野菜だけで補うのは大変です。
そこで、果物を上手に活用することで、野菜が苦手な人でも楽しく腸活を実践できます。
季節ごとの旬の果物を楽しみながら、腸活を続けてみませんか?
無理なく続けられる方法を取り入れて、腸内環境を整え、健康的な生活を目指しましょう!
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